ダラ奥こしあんの家族大好き!

未就学児×2と姑とのギリギリな日々を綴ります。松江塾ファン。

大躍進の理由

連続4回不合格からの、昨日のペナテスト合格。

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振り返ると、息子の頑張りもあるが、やはり、松江塾から提示された基本を繰り返した事と、分からない部分をなるべく逃さず潰し続けた事にあると思う。

息子が本格的に勉強を始めたのは3月に入ってからで、平仮名が読めるか怪しい上に、書くことなんてもっての外という状態からのスタートだったので、最初は毎日の課題をこなす事で精一杯だった。

毎日の音読

授業では、先生の解説を聞けば問題が理解できるという段階で、ひとりで問題文を読んでも、書かれている事を理解出来ていなかった。

文字はただの音としての情報のみで、意味のある語句の連続では無かったのだ。

それが顕著に出たのは音読だった。最初の頃、息子は音読で一文字ずつ細かく息を区切って読んでいたが、平仮名で読める字が増えるにつれて、少しずつ音読に滑らかさが出るようになった。

そこを褒めたところ、息子は音と音の間を埋めるように語尾を伸ばして文字を読むようになり、読み上げのスピードが上がり始めた。

スピードが上がると、文字と文字の間の音の切れ間が無くなるので、繋がった語句として、ただの音から日本語の単語へと、息子の中で言葉が落ちてくるようになった様子だった。

そんな頃に、音読の課題がふらいぱんじいさんになった。とても良いタイミングだった。

息子はふらいぱんじいさんが好きになり、本まで手に入れると、音読が進むにつれて、通しで音読をしたいと言うようになった。

物語の楽しさと、音読に対する苦手さが薄くなって来た事、読めるようになった平仮名が増えた事によって、息子の中で自己効力感が生まれたのだと思う。

この毎日の音読と並行して行ったのが、授業で使ったプリントや問題集の音読である。

プリントやドリルの音読

どんな教科でもそうだが、問題文には独特のクセや言い回しがある。国語では、どういうふうに…と訊かれたら自由に思った事を記述してもOKだが、どのように…と訊かれている場合は、出題された物語や説明文の内容からの抜粋を記述しないと点が貰えない。

正直クソだなと思っている。だからこそ、このくだらないしきたりのようなルールには早く馴染んで貰うに限る。

問題文で触れ合う機会の多い言葉に慣れさせる為に、ドリルや授業で使ったプリントを音読させ、その意味を噛み砕いて説明した。

言葉の意味を説明するのはとても骨が折れた。息子の語彙量が半端なく少ないので、息子の知っている言葉を会話の中で探りながら、様々な例や例え話をするのだが、数日経ってから話が結び付く事も多く、その場ではなかなか理解する事ができない。なので、同じ話を何度も滔々と聞かせる事になる。

そんな中で浮かび上がって来た課題が読み方の変わる助詞だった。単語や用語はクドい程しつこく繰り返し聞かせてやれば知識として頭に馴染んでくれるが、助詞は息子にとって納得のいかない文字であり、現在でも音読中に読み方を間違える事がある。

助詞の訓練

助詞について、私は「言葉の後について文章をつなげるもの」という、ゆるふわな説明しかできなかったので、先週の頭にドリルを取り寄せて息子と一緒に勉強をしている。

取り寄せた教材は「くもんのにがてたいじドリル 『は・を・へ』のつかいかた」である。

各助詞に対する説明はとても簡単なので、親の方で説明を補う必要はあるが、ワークの内容がまさに薄皮一枚なので、ちょっとずつ進めやすく、量も少ないので、毎日の課題に+αとしてやらせても負担が少なかった。

助詞はまだ間違える事があるので、引き続き繰り返してやるつもりだ。

他に、辞典の内容を確認する時にも音読を活用している。

辞典の読み聞かせ

これは主に三語短文を作る時にやっている。辞典の説明を先ずは読み上げて、その中から息子の知らない言葉を教えて貰う。次に息子にとって未知の言葉について、自分で知っている限りの説明を行う。息子が納得したら、再度、辞典に書かれている事を読み聞かせて意味を確認し、最後に息子に言葉の意味を説明してもらう…という流れでやっているが、息子の語彙力が低いのと、私の知識量が少ないのもあって、何度も辞典を引いてあちこちを読む事になる。

息子は最初、辞典の読み聞かせを嫌がっていたが、次第に息子自身の言葉で語句の意味を説明できるようになり、最近はそこまで嫌がらず、説明が簡単な語句であれば、自分でルビを見ながら音読するようになった。

三語短文は油断してると曖昧にしか説明できない言葉が出てきたりするので、辞典の読み聞かせはずーっと続けるつもりだ。

こんな感じで…

やって効果が大きかった事と言えば音読であった。

文字の書き取りはやればやる程、字形が崩れて本人のやる気が削がれるので、自然とウェイトが減っていたのだが、先日の記事でも書いたように運筆からやり直しているので、続けて行けば少しはマシになるだろうと思っている(そうであって欲しい)。

 

新年度に突入し、息子は新しい環境に右往左往する事が増えるだろうと思う。だが、どんな事があっても、毎日の自学や音読という行為を通して、自分の中に揺らぐ事のない基盤を育んで欲しいと思っている。