ダラ奥こしあんの家族大好き!

未就学児×2と姑とのギリギリな日々を綴ります。松江塾ファン。

中だるみ①

ここのところブログをサボっていたが、我が家ではおよそ1週間近く、大人3人による勉強時間ないし勉強方法についての静かな対立が起きていた。

一昨日になってやっと落ち着き「なぜ子供達に勉強をさせるのか」という、以前も散々話し合って皆が納得した結論を再確認し、表面上は平静を保てるようになったのだが、家族から掛けられた言葉が茄子のヘタにある棘の如く、なかなか抜けないのでブログで供養しようと思う。

勉強量

息子の勉強量については義母&夫VS私でそれぞれの意見がぶつかり合っていた。

それぞれが必要だと感じる勉強量は多い方から、私>夫>義母の順である。

息子は私の準備不足で平仮名の読み書きが怪しい状態での入塾になった。それらを補う為に授業の復習やペナテストで落とした問題など、理解できるまでやり直すために春休み中は毎日2時間弱、息子に勉強を教えた。

そのおかげか前回のペナテストでは初合格、春のテストはギリギリ90点を超える成績を叩き出し、息子以上に家族が浮かれまくっていたのが悪かったのだと思う。一旦、結果が出てしまったという事で気が緩んだのだろう。

4月に入って義母から「息子はよく頑張ってるよ。息子に厳しくしてる分、貴方は頑張ってるの?」という問題提起があった。

こう聞かれるという事は、義母は私の振る舞いに何か不満があるのだろうし、私も少なからず心当たりがあった。

毎日2時間も息子に勉強を教えていたので、元々苦手な料理のクオリティは下がり、出前が増えたおかげか義母が胃の調子を崩したのだ。

家族の健康を預かる立場にありながらこのザマである。頑張っているのかと訊かれたら全力で「No」と答えざるを得ない。

しかし、ただの言い訳になるが、私も3月は仕事の繁忙期と確定申告でクッソ忙しかったので「息子の勉強を見る」という新しいタスクが発生した事によって、完全にオーバーフローを起こしていたのだ。

正直、義母の「貴方は頑張ってるの?」という問いかけには「ほんまに勘弁してくれ…」と喉元まで出かかっていたが、義母の問いかけ自体から逃げる為に目先の話題を変える事で話を逸らす事にした。まともにぶつかり合ったらどちらも無傷ではいられないだろう。

「いやー、本当に息子はよく頑張ったと思いますよ。私は小1の夏休みぐらいまで平仮名怪しかったんで、息子がたったの1ヶ月で平仮名の読み書きや簡単な数字の計算ができるようになったのは、本当に凄いと思ってます」

「そうよねぇ、小学校に上がって覚える事を幼稚園でやってるんだから、息子君は相当頑張ってるよ」

「私、小学校であんまり授業を聞いてなかったから、どうやって字を覚えたのか、記憶にないんですけど、お母さんの小さい頃はどうやって平仮名とか覚えてました?どんなふうに習ってたんですか??」

内心冷や汗をかきつつ、渾身の返しである。義母は少し思い出すようなそぶりで「書き順や形をノートに何度も書かされたかなぁ…」と話し始めたので、話題を義母の小学生時代へと移す事ができた。

義母の思い出話を一通り聞いた後で、現在は義母や私の頃とは指導要領が変わり、学習内容が増えた事により、勉強の進み具合が段違いである事を話し、基礎的な知識を前倒して習得する事が後々の学習に繋がるのだという事で話を締め、何とかその場は乗り切った。

しかし、それから

年長になってから、息子は勉強中眠そうにしていたり、帰宅後布団に直行する事が増えた。

毎日の課題である音読や三語短文は欠かさずにやらねばと、頃合いを見計らって息子を起こそうとすると義母が「息子君はよく頑張ってるよ。今は寝かせてあげたら?」と言うようになった。

平仮名の書き取りでは、下手な字を直すように言っても、横から義母が「字が書けるだけ凄いのよ。息子君はよく頑張ってるね」と、こちらの腰を折るようなことを言う。

そんな日が続き、息子は次第にやりたくない教科を避けて最低限の課題しかやらないようになってしまった。息子にも義母にも苛々しながらまんじりともせず「これではマズい」そう思い始めた矢先の事である。

夫の追い討ち

久々に休みになった夫と義母と私で息子の勉強について話をしている時だった。夫から「4月から新しいクラスでストレスも溜まってるだろうから、お勉強を減らしてあげたら?」と言われた。

義母は大きく頷き、私は首を傾げた。息子や娘の勉強を見るために4月から仕事を時短にして早めにお迎えに行き、時間の余裕を作り出し、子供達が眠そうにしている時は寝かせてやっている。勉強量は4月に入ってから相当減っている。

私は「平日は勉強時間を減らす事はできない」と告げたが「だったら、日曜日ぐらいは思いっきり遊ばせてあげようよ」と、夫はなんとか勉強量を減らそうとしてくる。さらに義母が「子供が子供らしく遊べるのは今のうちだからねぇ」と合いの手を入れて来た。その考えは分からんでもないが、2人には私の危機感が全然伝わっていないようだった。

多勢に無勢。一旦大人しく折れて2人の出方を伺っているうちにあれよと時間が経ち、授業の復習ができない状態でペナテストを受ける事になった。

結果、−6で不合格。

結果を聞いて夫は驚愕していた。なんで?と。義母もスン…としていた。前回の合格は何だったのか?というぐらいの落差であった。

なんで?もクソも、単純に勉強してないからである。2人とも賢いのにそんな事も分からんのか…と落胆したが、気を持ち直して、息子の勉強量について、夫と2人だけで話をした。

私が仕事の時間を減らして子供達の勉強を見るつもりであったが、子供達が疲れているので、なかなか勉強が進まなかった事、前回から全く進んでいないドリルや問題集などを見せながら、勉強中の義母や息子の様子なども伝えた。

夫は「平日、もっと勉強してると思ったから『休ませてあげたら?』って言ったのに、全然やってなかったのか…」と、ここに来てやっと実状を把握したようだった。

流石に私の無念さも伝わったようで、夫は「お母ちゃんが仕事を削ってまで勉強を見ようとしてくれているのに、全然コストに見合ってない。だから息子にはきちんと勉強をするように伝えるし、勉強しないでだらけていた分、今よりも勉強がしたくなるような仕掛けも必要になると思うから、今度色々と考えよう」と言ってくれた。

作戦会議

ここまで来ると、あとは義母である。

夫に義母から言われた言葉を伝えると「ひぃぃぃいぃい〜」っと悶絶しながら体を捩ったのち「あの世代だからそういう考えにもなるよね…。だけどお母ちゃんが頑張ってないわけでは無いよ。…本当はもう少し家事が進んでくれていたらいいけど(dim.)」と、こちらもまぁ大概だなということを言ったので一睨みしたら謝ってくれた。そんなもんは私が一番に分かっている。

夫は翌朝、義母や息子の前で茶番をやろうと提案してくれた。

夫が息子の前でペナテストが不合格だった事を大袈裟に嘆き、息子に「お勉強はどうしてたの?」と訊く。そこに息子や義母が会話に入ってくるだろうから、この数週間で全然勉強が進んでなかった事、私が時間を無駄にした事などに夫が触れて、息子には勉強をするように言い、義母には改めて、息子をどうして松江塾に入れたのか?という話をする…という筋書きである。

 

…思った以上に長くなったので、続きは次回。