今日は夫が車で子供達を幼稚園まで送ってくれたので久々に義母とゆっくり茶を啜りながら朝ドラを観たのだが、余韻に浸る間も無く夫が興奮気味で戻ってきたので何事かと思っていると、息子が車の中で描いた落書きを見せてくれた。
そこにはフニャっとした人の顔が二つと息子と夫の名前が書いてあった。
夫によると、息子は「おとうちゃん」と書きたかったのに「お」の字が書けず、妥協して書いたのが夫の名前だったそうだ。
やはりお父ちゃん
書き取り練習が嫌いなあの息子が、自発的に文字を書いた事にとても驚くと共に、やはり夫には敵わないと思わされた。
詳しく聞いてないので息子にどうやって文字を書かせたのかはわからない。しかし、数日前に「ここ最近で書ける文字が増えたせいか、なんか書くことに興味がありそう」と夫が言っていたので、ドライブの最中、うまく誘導してくれたのかもしれない。
夫と子供達は時々こんなミラクルを起こす。
子煩悩な夫は今月、県内外への出張が重なって子供達との時間があまりなかった。今日も明日も家にいられる時間はない。そんな中で子供の興味を引き出すような行動を取れる夫には感謝しかない。
息子の努力の形
息子と夫の名前がヘタクソな字で並んでいるのを見てちょっと笑ってしまったのだが、義母が「こんな急に字が書けるようになって、息子は凄いよ」と言ったのを聞いて、息子は3月から平仮名の読み方と書き方の練習を始めたのを思い出した。
始める前から「やだな〜…」とため息をつき、手を取って書き方を教えようとすれば「触んないで!!」とガンギレ。自分の書く線が思った通りの形にならないと拗ねて逃走した息子。
嫌々ながら、よく毎日続けてくれたなと思う。
そして、その結果が「息子と夫の名前」なのだと思うと、息子の夫に対する気持ちの表現がとても健気だなと感じる。
息子にはこの優しい気持ちを変わらず持ち続けて大きくなって欲しいと思う。