この3月を振り返ると、たったの1ヶ月ではあるが、家族ととても濃い時間を過ごす事ができた。ひとえに松江塾のおかげである。
ハンドシェイク
この1ヶ月を振り返って、夫から「勉強を始めてから、息子とのコミュニケーションがスムーズに取れるようになった」と言われた。
その時、私の頭にパッと浮かんだのはハンドシェイクというネットワーク用語だった。
大雑把に説明すると、端末同士で本格的な通信を行う前に、通信方式や各種の設定値をやり取りする事をハンドシェイクと呼ぶ。
👇詳しく知りたい方はこちらが分かりやすい。
ハンドシェイクをうんと噛み砕いて説明すると「通信を行う前の段階で条件を揃える事」になるが、コミュニケーションって、ただ言葉が喋れるだけでは難しくて、相互で共通した常識とか、前提になる知識といった条件が成立しないと成り立たない。そこが似ている気がしたのだ。
授業や日々の勉強を通して、息子の中で、必要な常識的ルールが確立されつつあるようで、今回、息子と夫の間でハンドシェイクが確立した事により、スムーズな情報伝達(コミュニケーション)がなされるようになったのだろう…と感じた。
「日本語が出来る」だけでは成り立たないコミュニケーションの世界へ、息子は一歩踏み出したのだ。息子の勉強を見てる私も責任重大である。
目で聞く
松江塾の授業で毎回聞くのが「目で聞く」という言葉だ。
その「目で聞く」を息子ができているかと言えば、とても怪しい。目の前の真島先生やくみ先生を目で追っていたかと思うと、画面に映る己の顔と変顔対決に勤しんだり、疲れが溜まると部屋をぐるっと見回したり、消しカスを手で弄んだり、鉛筆に話しかけたり、まぁ、落ち着きがない。
授業中であれば、気が散った瞬間に声を掛けて先生方の発言に注目するよう注意するが、日常生活の中では、それが徹底できていない。
目を合わせて、黙って人の話を聞く、というのは忍耐を求められる。
息子には、急に話したくなっても我慢、話の内容を正しく理解する、目線を逸らさない(逸れてしまっても元に戻す)、という事を噛み砕いて説明したが、これも引き続き言い続けるしかなさそうだ。
3月に購入した教材
授業についていくにあたって、授業で出題された問題に近い問題集を幾つか見繕って購入しているが、今の息子には難易度が高いものは使わず、比較的やさしいものや計算問題を進めている。
また、平仮名は勿論、カタカナ、漢字は壊滅状態なので、運筆からやり直しをする為に、あらいくまたんさんの記事を参考にドリルを数冊購入。
現在は問題集より運筆や書き取りの方にウェイトを置いて毎日の勉強を行っている。
👇 買ったものはこちら
運筆や平仮名の練習に
- なぞらずにうまくなる子どものひらがな練習帳
- 隂山英男監修 勉強したくなるさんすう・こくごプリント小学1年生前期
- 市販の塗り絵
計算や国語の文章題など
- 学研プラス 小1国語 文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)
- 学研プラス 小学1年 かん字 (毎日のドリル)
- なかやまきんに君のきんにくドリル 小学1年生 かん字
- 小学1年生「は・を・へ」のつかいかた (くもんのにがてたいじドリル こくご 1)
- 1年生文しょうの読解 (くもんの小学ドリル 国語 文章の読解 1)
- 受験研究社 小1 ハイクラスドリル 算数
- 陰山英男の徹底反復 プレ百ます計算
- 陰山メソッド 徹底反復 くりあがり くりさがりプリント
親の課題
夫と私で勉強を見る時の姿勢が違うので、息子はその時々に合わせて態度を変えて、何とか勉強を回避しようとしている様子がある。
私の時はストレートに「眠い」「お腹すいた」「娘と遊んでる最中だから」と、勉強を始める前にこちらを挫く事を言ってくるが、夫の場合は、勉強の最中にやり方で揉めて夫と衝突し、息子がキレて逃走する事が多い。
夫と揉める原因になっている「やり方」だが、息子のやり方は私が教えた事なので、私と夫で「問題に対するアプローチが違う」という事になる。
2人で言っている事がバラバラだと、この歳では激しく混乱するだろうから、統一する必要があるし、そもそも、私が低学年の頃の記憶が抜けている事、勉強に興味がない学生時代を過ごしてきた事で、勉強に必要な基本的な技術(字を書く・文字を読む・計算)をうまく教えられていない可能性が高い。
という事で、学校の先生がどのようにして子供達に勉強を教えているのか俄然気になり出し、買ったのがこの5冊である。
- クラス全員に達成感をもたせる! 1年生担任のための国語科指導法(土居 正博)
- クラス全員が熱心に取り組む! 漢字指導法(土居 正博)
- クラス全員のやる気が高まる! 音読指導法 (土居 正博)
- 親子ではじめよう 算数検定11級(日本数学検定協会)
- 発達障害&グレーゾーンの子の「できた!」がふえる おうち学習サポート大全(植木 希恵)※ kindle
この5冊を元に、教え方の叩き台をざっくり作成し、夫と勉強の教え方について協議したが、夫の頭の作りが私とはかけ離れており、夫の言うてる事が4割は理解できず、決めきれない事が残っている。
しかし、共通してこれはやった方が良さそう、というのも出てきたので4月から始めたものもある。
三語短文で使うノートを、こくごノートから方眼ノートへ変更
今までこくごノートに書いていたが、辞典でひいたページのメモや手書きの絵、言葉を理解する為に必要な情報など、書き残したい事が一杯あるので方眼紙のノートにした。
👇目次付きなのでこちらを使っている
- コクヨ 研究記録用ノート リサーチラボノート エントリーモデル A4 52枚
日記をつけさせる
日々の事を微細に説明したがる息子の話を聞いてやれない事が多いので、それなら日記書いてもろたらええやんという、安易な理由である。
文字を書かないといけないので書き取り練習をやりたがらない息子には良さそう。
👇書く事が多くならないように、まずはこの日記帳をつかっている
- ひとこと日記帳(一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会)
…という事で、3月は松江塾がスタートし、年度末の忙しさの中その流れに乗ってやれる事を何とかやってきたが、今振り返ると取りこぼしも多く、反省する事も沢山あった。
4月は新年度のスタートで、子供達も環境の変化について行くのがやっとだと思う。様子を見ながらできそうな事をやっていこうと思う。