ダラ奥こしあんの家族大好き!

未就学児×2と姑とのギリギリな日々を綴ります。松江塾ファン。

大躍進の理由

連続4回不合格からの、昨日のペナテスト合格。

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振り返ると、息子の頑張りもあるが、やはり、松江塾から提示された基本を繰り返した事と、分からない部分をなるべく逃さず潰し続けた事にあると思う。

息子が本格的に勉強を始めたのは3月に入ってからで、平仮名が読めるか怪しい上に、書くことなんてもっての外という状態からのスタートだったので、最初は毎日の課題をこなす事で精一杯だった。

毎日の音読

授業では、先生の解説を聞けば問題が理解できるという段階で、ひとりで問題文を読んでも、書かれている事を理解出来ていなかった。

文字はただの音としての情報のみで、意味のある語句の連続では無かったのだ。

それが顕著に出たのは音読だった。最初の頃、息子は音読で一文字ずつ細かく息を区切って読んでいたが、平仮名で読める字が増えるにつれて、少しずつ音読に滑らかさが出るようになった。

そこを褒めたところ、息子は音と音の間を埋めるように語尾を伸ばして文字を読むようになり、読み上げのスピードが上がり始めた。

スピードが上がると、文字と文字の間の音の切れ間が無くなるので、繋がった語句として、ただの音から日本語の単語へと、息子の中で言葉が落ちてくるようになった様子だった。

そんな頃に、音読の課題がふらいぱんじいさんになった。とても良いタイミングだった。

息子はふらいぱんじいさんが好きになり、本まで手に入れると、音読が進むにつれて、通しで音読をしたいと言うようになった。

物語の楽しさと、音読に対する苦手さが薄くなって来た事、読めるようになった平仮名が増えた事によって、息子の中で自己効力感が生まれたのだと思う。

この毎日の音読と並行して行ったのが、授業で使ったプリントや問題集の音読である。

プリントやドリルの音読

どんな教科でもそうだが、問題文には独特のクセや言い回しがある。国語では、どういうふうに…と訊かれたら自由に思った事を記述してもOKだが、どのように…と訊かれている場合は、出題された物語や説明文の内容からの抜粋を記述しないと点が貰えない。

正直クソだなと思っている。だからこそ、このくだらないしきたりのようなルールには早く馴染んで貰うに限る。

問題文で触れ合う機会の多い言葉に慣れさせる為に、ドリルや授業で使ったプリントを音読させ、その意味を噛み砕いて説明した。

言葉の意味を説明するのはとても骨が折れた。息子の語彙量が半端なく少ないので、息子の知っている言葉を会話の中で探りながら、様々な例や例え話をするのだが、数日経ってから話が結び付く事も多く、その場ではなかなか理解する事ができない。なので、同じ話を何度も滔々と聞かせる事になる。

そんな中で浮かび上がって来た課題が読み方の変わる助詞だった。単語や用語はクドい程しつこく繰り返し聞かせてやれば知識として頭に馴染んでくれるが、助詞は息子にとって納得のいかない文字であり、現在でも音読中に読み方を間違える事がある。

助詞の訓練

助詞について、私は「言葉の後について文章をつなげるもの」という、ゆるふわな説明しかできなかったので、先週の頭にドリルを取り寄せて息子と一緒に勉強をしている。

取り寄せた教材は「くもんのにがてたいじドリル 『は・を・へ』のつかいかた」である。

各助詞に対する説明はとても簡単なので、親の方で説明を補う必要はあるが、ワークの内容がまさに薄皮一枚なので、ちょっとずつ進めやすく、量も少ないので、毎日の課題に+αとしてやらせても負担が少なかった。

助詞はまだ間違える事があるので、引き続き繰り返してやるつもりだ。

他に、辞典の内容を確認する時にも音読を活用している。

辞典の読み聞かせ

これは主に三語短文を作る時にやっている。辞典の説明を先ずは読み上げて、その中から息子の知らない言葉を教えて貰う。次に息子にとって未知の言葉について、自分で知っている限りの説明を行う。息子が納得したら、再度、辞典に書かれている事を読み聞かせて意味を確認し、最後に息子に言葉の意味を説明してもらう…という流れでやっているが、息子の語彙力が低いのと、私の知識量が少ないのもあって、何度も辞典を引いてあちこちを読む事になる。

息子は最初、辞典の読み聞かせを嫌がっていたが、次第に息子自身の言葉で語句の意味を説明できるようになり、最近はそこまで嫌がらず、説明が簡単な語句であれば、自分でルビを見ながら音読するようになった。

三語短文は油断してると曖昧にしか説明できない言葉が出てきたりするので、辞典の読み聞かせはずーっと続けるつもりだ。

こんな感じで…

やって効果が大きかった事と言えば音読であった。

文字の書き取りはやればやる程、字形が崩れて本人のやる気が削がれるので、自然とウェイトが減っていたのだが、先日の記事でも書いたように運筆からやり直しているので、続けて行けば少しはマシになるだろうと思っている(そうであって欲しい)。

 

新年度に突入し、息子は新しい環境に右往左往する事が増えるだろうと思う。だが、どんな事があっても、毎日の自学や音読という行為を通して、自分の中に揺らぐ事のない基盤を育んで欲しいと思っている。

【速報】初合格!しかし…

今回のペナテスト、-2で初めての合格が出た。

合格が出たのだが、息子は授業後「合格してない…!!!かあちゃん嫌い!!!!!!」と小一時間キレ散らかしていた。

ペナテスト合格の報を聞いてお祭り騒ぎだった家族も息子のキレっぷりにはお通夜状態となり、夫に至っては「いい加減にしろ!!!」と珍しく声を荒げていた。

またしても原因は私…

遡ること10時間ほど前、今朝の事である。

今日は息子の勉強を夫が見る事になっていたので、朝食時に「自学と毎日の課題、ペナテスト対策、今日はやる事が盛り沢山なので時間に余裕がない」という話を息子や夫に伝えていたのだが、2人ともどこ吹く風とばかりに私の話を聞き流していた。

これはアカンやつ、と分かっていたのだが、余裕ぶっこいて飯を食っている2人には痛い目に合わなければ学ばないと思い、小言を言いたくなるのをグッと堪えて溜まりに溜まった家事を片付けに部屋を後にした。

数時間後

昼食の準備中、気になって様子を見に行くと、そこには夫によじ登る娘と夫の膝の上でふざけ切っている息子がいた。

ペナテスト対策は勿論の事、他のものも殆ど終わっておらず、遊びの合間にちょこちょこと問題を解いているような状態であった。

やはり、息子は夫といると勉強に身が入らない。どうしても遊んでしまう。

夫と息子のだらけっぷりに苛々が募っていた私はここから勉強の伴走を変わる事にした。

授業30分前

やっと、ペナテストの対策に手を付けたのが30分前。遊びの気分が抜けない息子は、授業やテストのプリントを解き直している最中に、あろうことか、ブロックで作ったヘリコプターで遊び始めたのだ。

これには私もキレた。息子の手を掴み、ヘリコプターをおもちゃ箱へ投げると鉛筆を持ち、姿勢を正すように息子へ伝えた。

ヘリコプターは箱にぶつかってバラバラになってしまったが、そんな事はどうでもよい。今は目前に控えたペナテスト対策に集中させねばならない…!

しかし、これがいけなかった。バラバラに散らばるヘリコプターの残骸が後々の息子ブチ切れに繋がってしまったのだ…。

ペナテスト本番

息子はテストに集中していた。

普段後回しにして時間切れになる三語短文の問題にも着手できた。時間ギリギリに問題を解き終わり、最後の最後に名前を記入すると、息子は「できたー!!!」と会心の笑みでPCの画面に向かって叫んだ。

そんな息子の様子を見て、私も同室にいた義母も「今まで見守り続けて良かった…」と安堵のため息を吐いた。

授業中は真島先生やくみ先生の言う事を聞きながら、プリントに絵を描いたり、笑ったり、とでも楽しそうに過ごしていたし、最後のテストもペナテストの時と変わらず集中して問題を解こうと頑張っていたのだ。

噴火

最後のテストを解き終わって、いざ提出というタイミングであった。ペナテストの結果も出ていたので、息子に合格だと伝えた後、皆でワイワイと喜びを分かち合っている最中に息子はなんの前触れもなくキレた。

ペナテストという単語が出た瞬間に、息子の目の色が変わり、私の方を睨みつけたかと思うと、冒頭のような状態になってしまったのだった。

鎮火までの1時間

息子はキレたまま、私たちに不満をぶつけ続けた。怒り心頭の息子に対して、会話を試みようとしたが、息子はあらゆる事柄に対して否定を繰り返し、手が付けられない状態にまでなってしまった。この段階では息子の口からヘリコプターの名前は出ず、何が息子にとって問題だったのか分からなかった。

だが、怒りの矛先は私である。夫は息子が落ち着くように、一旦、私と息子を引き離してくれたのだが、それでも収まらない息子は数分経ってから私の所まで来て、ここでやっとヘリコプターの話になったのだった。

息子には素直にヘリコプターを壊した事を謝ったが、息子はそれでも気持ちが収まらず、腹の底から唸り声を上げながら三白眼で私を睨みつけた。視線で殺せるならやってると言わんばかりの目だった。

私は苛々が募った結果の行動だった事を息子に説明したが、だからと言って壊してよいわけではないのは分かっていた。あの時は時間が足りないという焦りで、私は物に当たってしまった。

しかし、ここまでネットリ長々とキレられるとこちらも理不尽な気持ちになる。

禁じ手だが、私は話をすり替えた。息子がなかなか勉強をしないで遊んでいたからヘリコプターを投げたのだと言った。つまり、息子が悪い事をしたからヘリコプターを壊したという事にしたのだ。汚れちまった大人の常套手段、話のすり替えと逆ギレである。

キレ散らかしていた息子はムグッと言葉を詰まらせると部屋を出て行った。1時間ぶりに静寂を迎えた部屋で私は清々とした気分の後で虚しい気持ちになった。

同室にいた義母は息を殺して存在感を消していたが、息子がいなくなると「やっと終わったねぇ〜」とホッとした顔をしていた。そして「キレるのは仕方ないよ」とどちらに向けて言ったのか分からない言葉を残して寝てしまった。

どうすれば良かったのか…

まるで夜中の海に放り出されたような気分で落ち着かない気持ちのまま残った家事を片付けていると、息子が風呂から出てきた。

風呂上がりの息子は上機嫌で茹でたての玉子のようにツルッとしていた。夫と娘と3人で風呂に入っていたので、夫が息子と何かしらの話をしたのだろうと思っていたのだが、風呂上がりの夫に話を聞くと「何もしてない」との事だった。

息子の気分が落ち着いたのは未だ謎であるが、息子は寝る前に私に向かって「最後に100点取れたよ」と言った。

何の事かさっぱりわからないので、何故100点なのか訊いたのだが、息子曰く、キチンと風呂を出た後に寝る準備をしたので100点、との事だった。

息子は今回のペナテストを、先週から「全部丸にしたい(全合)」と言っていた。しかし、結果は-2点で、息子の思うような点では無かった。

しかし、私たち家族は今までの息子の勉強に対するあゆみを全て見て来た上で、この結果はとても素晴らしいものだと本気で思っている。

息子の「寝る前の支度で100点」は、結果に対する自分と家族との温度差を埋める為に、そして直前まで言い合いをしていた私を宥める為の言葉ではないだろうか。

話をすり替えて怒りを鎮火させようとした私に対して、幼い息子の方がスマートなやり方を知っている。

この事に気づいた時、息子は既に寝ており、私は息子に対して誠実に謝る機会を逃してしまった。

 

どこかでどなたかが書いていたが、怒りとは知性を減退させる。この事を忘れないようにしたい…。

ヤーーーーー!

遅々として進まなかった息子の書き取り練習だが、数日ほど前から新たな局面を迎えていた。

クソつまらん自分語りを2本書いている間に(この2日でアクセス数が激減した)、息子は着実に薄皮一枚を積み重ねており、嫌々やっているように見えた漢字の書き取りをこなして、7〜8個だけ漢字が書けるようになっていたのだ。

しかし、あまり良い状況ではない。

漢字の手前の平仮名の書字が怪しい上にカタカナは壊滅状態。漢字だって、音読み・訓読み、字の持つ意味などを覚えたり、漢字を使った語彙を確実に覚えているわけがない。図形が描けるようになったのと一緒である。

とてもマズいな〜と焦った私は、息子の好きなキャラクターが使われている小1の漢字ドリルを取り寄せたのだが、内容がアッサリ目で活用方法がイマイチわからず、他に良いものはないかと、深夜のAmazonを彷徨い歩くうちに2冊の本に出会った。

漢字指導法」(土居正博 著)と「なかやまきんに君のきんにくドリル 小学1年生 かん字」である。

👇「漢字指導法」の内容についてはこちらの記事が詳しいので詳細は省く。

edupedia.jp

どういうわけだかマッチョが好きな息子に、なかやまきんに君はうってつけだろうと思って取り寄せたのだが、思った以上に内容がしっかりしていたのでその感動をお裾分けしたい。

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ここから先は、学習が進んでいるご家庭にとって当たり前のような内容の再確認になってしまうので、Not for me な方はここら辺でそっ閉じしていただきたい。

なかやまきんに君(@kinnikun0917)の公式X(旧Twitter)より画像を拝借

読み方や書き順は勿論の事、熟語や例文もきちんと載っている。「漢字指導法」に則って漢字を教えるなら、熟語や例文は多い方がよい。

熟語のみ、例文のみで済ませているドリルもあったりするが、文字と一緒に語彙を覚えてもらうなら、熟語と例文の両方は欠かせない。

「漢字指導法」では、まずドリルの音読を進めて漢字を見慣れる事から始め、書き順、書字と進めていくのだが、音読のウェイトが高い。

読めるものが多ければ多いほど良いが、多過ぎると負担が…という事で、この「きんにくドリル」は息子にとって丁度良い分量だった。

例文は筋肉に偏っているが、これも特に問題はない。マッチョ好きの息子の筋肉に対する解像度が上がる事だろう…。

というわけで…

我が家は当分、この「きんにくドリル」と「漢字指導法」の二本立てで学習を進めていこうと思っている。

私自身、低学年の頃の記憶がゴソッと抜けており、書き順がメチャクチャなのがコンプレックスだったで、息子と一緒に書き順を覚えようと思う。

リベンジ

日中、やりたい事を我慢して日常生活の様々な事を済ませていると日が暮れる。

皆が寝静まった夜更けが私の活動時間になるが、どうしてもこの時間が仕事の時間になってしまうので、中々やりたい事ができない。

そんな日が2〜3週間続くと「リベンジ夜更かし」がしたくなってくる。これがとても厄介なのだ。

リベンジ夜更かし

リベンジ夜更かしとは、Audible で公開されているポッドキャスト「みんなのメンタールーム」(オススメ!)で出たパワーワードで、睡眠時間を削って自由時間を作る行為の事。報復性夜更かしとも呼ばれているそう。

リベンジ夜更かしをするといつも翌日使い物にならなくなっているので後悔するのだが「喉元過ぎると熱さ忘れる」で、1ヶ月に1回はやってしまう。

やりたい事といえば、趣味の裁縫や優先順位の低い日常の雑務(書類整理とか、剥がれたワッペンの付け直しとか、好きな作家の本を乱読するとか)などが多い。

なんもリベンジできてない

だが実際に、リベンジ夜更かしの時間帯にやってる事と言えば、ゴロゴロしながら趣味に関する情報のネットサーフィンする、辛い物を食べる、毛穴に詰まった角栓をピンセットで抜く、白髪染めしながらパックする…等、本当にやりたかった事とは程遠い活動をしている事が多い。

やってる事は体力がなくても惰性でできる事ばかりなので、やりたい事をやるにはきちんと休んで気力・体力共に充実した状態で臨むのが良い、と頭では理解しているのだが、リベンジ夜更かしの誘惑にいまだに勝てた事がない。

自己実現の誘惑

自己充足感とでも言おうか、日常で「何かしらを達成した」という充足感が、主婦業をしているとあまり多くない気がする。

私の要領が悪いせいもあるが、何かしらに満足して一日を終えられず、体力切れで倒れるように寝ることの方が多いので「アレもやりたかったし、コレもやっときゃよかった…」なんて後悔をしながら眠りにつく。

それに、自分自身の存在意義を主婦である事に置ききれていないので、どうしても仕事や趣味の方で何かしらの評価を得たい、なんだったら結果を出したい、と偏った自己実現に夢を見てしまう。

もっと端的に書けば、主婦業とはやって当たり前の事の連続なので誰かから評価されたり褒められる事など無い。そこで満たせなかった欲望を別の形で手に入れようとしているとも言える。

この話に結論などない

リベンジ夜更かしの頻度は、体力の低下に合わせて年々減ってきてはいるが、まだ我慢できそうに無い。意志薄弱なのは幼い頃からではあるが、この誘惑に勝てるようにならなければ、次第に子供達にも影響が出るだろう。というか、もう、出ているかもしれない…。

この話のコアは「やめたいのにやめられない事」とまとめる事もできるが、結局不満が解消できないからやってる代償行為である事をもっと自覚すべきと考えれば、やる事は2〜3個に絞られる。

① 文句を言わず飯を食ってくれ、と家族に伝える(料理嫌いなので)

② 感謝の言葉を直接伝えて欲しい、とせがむ

③ でもって、たまには休ませて欲しい、と頼む

こんなもんだろう。さぁ、どこから攻めるか…。

こしあんの一日

今週から春休みに突入し、本格的に忙しくなってきた。

義母の身の回りの介助、夫を除く家族総出の習い事、子供達の相手、仕事、家事…とやる事が追いかけてくるので、いつまでも余裕ができない。

なので一旦、棚卸しの意味で一日を振り返る事にした。どなたの参考にもならない事、請合いである。

朝〜昼

大体5:30〜6:30起床。起き抜けに夕飯の食べ残しをつまみながら朝食を作る。レパートリーは5〜6種類しかないので大体同じ物を出す。子供が嫌がっても出す。その代わり、りんごやみかんなどのフルーツはなるべく欠かさないようにしている。

6:55にEテレの0655を観てから朝食を囲む。ぼんやりしている子供達と夫を追い立てて朝ドラまでに朝食を済ませると、子供達の歯磨き&着替えを手伝い、義母のデイサービスへ持っていく荷物を準備する。

夫の出社&義母がデイサービスに行くのを見送ると、今度は子供達が勉強を始める。

息子は塾の復習と毎日の課題、娘は自分の名前の書き取りを行う。勉強を始めてすぐは2人とも全然集中出来ないので「さっさと終わらせて遊ぼう」とか「お勉強を早く終わらせたら、その分だけ早く動画が見られるよ」とか、その気になりそうな言葉をかけるが、いまいち刺激が足りない様子なので、シンプルに「お勉強が終わらないとオヤツ出さないよ」と脅す。

2人とも書字が怪しいので「何分以内に出来るかな?」のようなタイムアタックは無理そうだし、モノで釣る作戦も通じにくくなっているので、最近は一旦脅した後に「出来ないところある?」と訊く。「早く」と急かすよりも物事が進むのが早い気がする。

そうやって子供の勉強を見つつ、隙を見て朝食の後片付けをしたり、ネットスーパーの注文やメールの返信、ブログの下書きをしたためる。

この段階では誤字脱字が多いので絶対に送信や投稿をしない。この歳になるまで失敗を重ね過ぎているので、自分というものを信用していない。それでもミスが残る…。

昼〜おやつ時

12:30〜13:00頃になると昼飯をチャチャっと…作れないのでネットでレシピを探して、冷蔵庫の中に残ってる野菜やソーセージで何とかなる物を作る。

それを文句を言われながら食い、食事が終わると習い事がある日は出かける準備をして13:30〜14:00までに家を出る。

習い事がない日は、食後に息子だけ勉強を続ける。娘はお勉強終了。この頃になると子供達も集中力が低下しているので、オヤツを食べさせつつ誤魔化しながら勉強をさせたり、遊ばせたりするのだが、息子からは勉強の事を、娘からは遊びの事を同じタイミングで話しかけられる事が多く、マルチタスクが絶望的に苦手なので段々と頭が痺れてくる。

16:00以降

大体これくらいの時間で勉強が終わるので、子供達はCSでディズニーチャンネルかカートゥーンネットワークで好きな番組を観る。

軽い頭痛の中で、子供達が散らかした物を整理整頓しながら部屋を掃除して、義母の受け入れ準備をしつつ、午前中に書いたメールの返信やブログの下書きを確認・修正する。大丈夫そうなら送信してしまう。

習い事がある日は、16時過ぎにお暇して最寄り駅まで移動、帰り道に軽く買い物など済ませて17時過ぎに帰宅する。

17:00〜18:00の間でデイサービスから義母が帰宅。玄関で車椅子の移乗を手伝った後、部屋で落ち着くまでにおよそ10〜15分。そこから義母の話を聞きつつ洗濯物をまとめ、17:30〜18:30で夕食作りに着手。夕飯は冷凍食品に頼ったり、出前をとる事も多い。この時に洗濯機を回したり、風呂掃除など済ます。

夕飯時

夫はいない事が多い。夫以外の皆で夕食をとると、義母の就寝の介助を行う。その間、子供達は放ったらかしになるが、2人で遊んでいてくれる。だが油断はならない。この間は台所にあった耐熱ボウルを割ったし、娘がハイチェアから落ちたりと色々やってくれる。

義母の介助が済んだら子供達を風呂に入れる。この頃にはクタクタになっているので、子供達と一緒に風呂は入らない。いつも私が入ったタイミングで子供達が出てしまうので、まともに体を洗えないのだ。

就寝

風呂が終わったら子供達の身支度と歯磨きを手伝い、布団を敷いて寝る。大体20:00〜21:30頃になる。布団に入ってからブログの下書きを再度確認して投稿。子供達からは寝る前のお話を要求されるので、昔話などを聞かせる。

そうこうしていると眠くなって動けなくなるので皆で眠りにつく。

深夜

25:00ごろに起床。誰にも邪魔されずチャラっと仕事をして27:00ごろに再び就寝。

大体、いつもこんな感じで時間は過ぎていく。

本当はまとまった時間で集中して仕事をしたいが、まだ時間の余裕がない。

趣味の裁縫も2月上旬からできていない。

子供達とも、もっと接触する時間を増やしたいし、義母の話も聞いてやりたい。

要領が悪いので新しい事をやる時間をなかなか捻出できていない。

だが、、あえて書こう。自分の自尊心の為に。最低限やる事はやってる。偉い。

このままきっと同じように時間は過ぎるだろうけど、どこかで光明は見つかるはずだ。

それまで、淡々と日々をこなそう。

息子の寂しさ

ここ最近の夫は忙しい。

平日、家にいられる時間帯は朝か深夜のみ。土日は打ち上げられたクラゲの如く床の上に突っ伏して「うー」とか「あー」しか発さないドロンドロンに煮崩れたおっさんになる。

中高年はツラいよ

私達夫婦は晩婚&ギリ高齢出産だったので、2人とも徹夜でもしようものなら翌日使い物にならない。

削られた体力と年々失われる筋力、日々の突発的なトラブルで擦り減り続ける精神力をエナジー飲料でドーピングし、眠い目を擦りながら朝のコーヒーを淹れると、30分後ぐらいでやっと頭も体も起動する。夫婦揃って朝からカフェイン過多である。

でも、そうしないとやってらんない。なので、今はこの不健康な状態に甘んじているが、いつかはカフェインに依存しない生活へシフトしたいとは思っている。

無駄話が長くなった。息子と夫である。

重いが故に

息子と夫は相思相愛だが、夫より息子の方が夫へ向けるベクトルが重い。そんな関係だ。

夫はクラゲから、甲羅干しをする亀ぐらいにマシになっても、少しでも動けば子供達が群がってくるので、動けるようになっても息を殺して家事かスマホゲームをしている事が多い。

息子は平日一緒にいられなかった分の鬱憤を土日で晴らそうするので、夫がコソコソと子供達に見つからないよう動いている事に気づくと烈火の如く怒り、そして拗ねる。

そんな事が日常茶飯事なので、息子が夫にキレ散らかしていても何とも思わないのだが、昨晩は違った。

お父ちゃんがいい…?

夕方の事、晩飯を何とかレンチンで乗り切ろうと耐熱ボウルに切り分けた材料をぶち込んでいる最中であった。

階段下から「かあちゃーーーーーーん(怒)」という息子の怒鳴り声が聞こえてきたので、何事かと思い向かってみると、そこには居心地の悪そうな夫と瞳孔が開くほどに怒り心頭状態の息子がいた。

勘弁して欲しいと思いつつ2人の言い分を聞いていくと、なんと、原因はほぼ私であった。

手書きの宿題

授業の復習は市販の問題集ではなく、授業用のプリントの内容をノートに書き写したものを使っている。

一部、数値を変えたり、単語を変えながら毎朝数パターン、ノートへ書いておくのだが、今日は国語の文章題を書きつけたノートのページが少し余ったので、余白に息子の好きな「点つなぎ」を描いておいた。これがいけなかった。

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👆見ての通り、何の変哲もないヒヨコである。

息子は可愛い動物が大好きだ。可愛いは正義なので、可愛くないものに対する嫌悪は激しく、私の描いたヒヨコは息子のお眼鏡にかなうどころか激しい怒りまで買ってしまった様なのだ。

そして怒りの矛先は「こんな可愛くないものを描いたお母ちゃん」と「こんな可愛くないものが描いてあるノートで勉強をさせようとしたお父ちゃん」であった。もう、訳がわからない。

両親とも息子の怒りが理解できずお手上げ状態となり、息子は息子で「もぉおおおお!!何で分からないの?!」と私達の不理解を責めてきた。

日々の我慢の矛先

息子にしたら、甘えたい相手が平日忙しいので仕方なく母ちゃんで我慢していたのに、この仕打ち(可愛くないヒヨコ)は許せない、と今まで溜め込んでいたものを爆発させたのかもしれない。

しかし、私としては勉強が少しでも楽しくなるように行った工夫だったので、この息子の反応は予想外であり、そして理不尽であった。

このまま息子VS両親を続けても平行線。私達親子は交わることの無い価値観を巡って不毛な争いを続ける事になる。

息子のカオスに飲み込まれ、我々はもう、夕飯前に体力も気力も尽きようとしていた。その時だった。

救いの神

義母がソッとTVをつけ、息子の好きな「高速パトロール24時」的な車に関する番組にチャンネルを回してくれた。

すると、息子は夫を睨みつけていた目線を逸らし、自然とTVの方に吸い寄せられ、座布団を用意するとTVの前に正座しながら目の前で起きている事件にのめり込んで行った。

あの、私達に対する理不尽な怒りは何処へ行ったのだろうか。私達は呆気に取られた。

釈然としないまま、私は晩飯作りへ戻り、夫はソファーに倒れ込んだ。問題は解決してないが状況は解消した。

なぜ、あのタイミングだったのか

無事、晩飯を終わらせて食卓を片付けている時に、義母へ、あの時、どうしてTVをつけたのか訊いてみた。

すると「息子は怒る事に飽き始めていたよ」との事だった。さらに、「あんなくだらない事で怒り続けて親の気を引きつけても、面白くないって分かったんじゃないか」とも言っていた。

私達は息子の怒りをどう宥めるか?しか考えていなかったが、義母は少し遠くから息子と私達のやり取りを俯瞰して、息子の寂しさを感じ取っていたそうだ。私達は気付けなかった。

一晩経って…

息子は朝からガン切れ状態だった。

夫が息子より先に起きて居なくなってしまったから怒ったそうだ。いつもの事なのだが、昨日の息子の寂しさが頭の片隅にあったので、息子と話をした。

夫は息子に声を掛けてから身支度をする為にベッドを出た事、その後息子は気のない返事をして寝てしまった事など、その時の状況を説明して、今、息子が抱えている怒りはお門違いであり、夫へ素直に「一緒にいて欲しい」と伝えたらどうか?と提案した。

息子は2〜3分唸らながら考えた後で夫の元へ向かい「おとーちゃん!!!キライ!!!」とブチギレていた。

私が思った方向へは進まなかったが、息子は多少スッキリした様子だった。

息子の抱える寂しさに思いが至らなかった事を省みると、三語短文に限らずだが、我が家は日常会話が足りてない事に気付かされた。

私が子供達の話を聞いてやれていない事が大きいだろう。どうしても身体の不自由な義母の方を優先してしまうし、仕事をしている時はどうしても応対が杜撰になる。

そして、日々の事をこなす為に、頭の中は次にやる事で一杯なので子供達の話を聞きながら上の空になっている。

何とかこの状況を脱したいが、まだまだ無理だろう。5月ごろまで忙しい。

だが、息子の寂しさは頭の片隅に置いて、息子を見続ける事は出来る。

出来る事をやっていくしかないだろう…。

息子とホラ話のゆくえ

ペナテスト、今回も合格ならず…!

しかし、時間切れで着手できなかった三語短文以外は正解だったので授業の復習は出来ているという事だろう。復習の結果が出ているようで素直に嬉しい。

課題は文章を読み上げるスピードが遅い事。こればかりは毎日の音読をコツコツと続けるぐらいしか、今のところ解決策が見当たらない。

しかし、ありがたい事に息子は「ふらいぱんじいさん」にどハマりしているので、ここに関しては悲観していない。

問題は、三語短文の方である。

毎日のホラ話

息子はメルヒェンの住人だ。大事なおもちゃには話が通じると思っているフシがあり、結構話しかけているのを見る。

夫も空想力が高く、何かと例え話がファンタジーになりやすい。

夫が子供達を寝かしつける時はその逞しい空想力で昔話に彩を加え、誰もが予想のつかない結末に話を持って行くので、ほぼ毎晩夫の日本ふかし話を聞かされた息子は特に感化されてしまったようで、三語短文を作る際は必ず「昔、昔、あるところに…」から話が始まる。

そして、ただの思い付きを拾う整合性のない話になりやすい。

年長児なので、話の整合性なんて気にすべき事ではないのかも知れない。だが、一つの物語として無理に話を繋げようとしている感は否めず、それがかえって三語短文の目的地から遠い場所へと向かい始めている気がしていた。

辞典を引く

軌道修正するなら今しかないと思い、先週から三語短文に取り掛かる前に辞典を引いて言葉の意味を知る事から始めた。

単語に関する説明をした後、息子には息子の言葉でその単語の説明をしてもらい、最後に文字を書く。

文字は5〜6回繰り返し書いた後で、全て隠して何もない状態で書いてもらう。そんな感じで三語短文に取り組んでいたのだが、やはり息子には負荷が高かったようで、次第に話作りはするけど、文字は書かなくなってしまった。困った…。

困った時の松江塾ブログ

困った事があるとおぷちゃか真島先生のブログを読みに行くのだが、三語短文について書かれている記事の中でも、三語短文の本質について触れられているものを探した。

www.matsuejuku.com

我が家で出来ていなかったことは二つ。三語短文を親が作っていなかった事と、三語短文に関する話題が子供との日常会話で上がっていない事だった。これは結構致命的だ。

少し脱線するが、義母も三語短文を毎日続けている。義母とは単語の使い道や単語から想起される周辺のイメージなど話し合う事が多く、義母にとっては良い脳トレになっている様子がある。

しかし、息子は三語短文が終わればそそくさと動画を観るか、1人で黙々とおもちゃで遊ぶので、なかなか話を三語短文まで持っていけない。

まだまだ息子にとっては、三語短文がただのお話作りになってしまっているのだ。

足りない場所に目を向ければいくらでもあるのだが、差し迫ってできる事があるとすれば、私や夫も三語短文に参戦する事だろう。

夫にその話をしたら、あまり考えてなさそうな顔で「それ、おもしろそうだねぇ」と言っていたので明日から取り組む事にする。

頑張ろう…。