ダラ奥こしあんの家族大好き!

未就学児×2と姑とのギリギリな日々を綴ります。松江塾ファン。

息子の鏡文字

3/13 「土」「本」「水」

本が土のなかに埋まっていました。水はどんどん流れていってる。いらない人がさよならで本を埋めている。

昨日は三語短文をやってから名前を書く練習をした。

息子の利き手はほぼ右なのだが、文字を書く時は両方とも使う。

そろそろどちらかに固定した方が良いと思っているのだが、生来の不器用さもあってか、左右で書きやすい字・書きにくい字がある様子だった。

f:id:koshiang:20240313224820j:image

今は書く事が優先

息子の書く字は鏡文字が多い。

私自身も左から右に利き手を変えたので、小1の夏休みごろまで鏡文字が直らなかった。

頭の中では正しい書き順と運筆を行っているつもりなのだが、手が無意識に逆の方へ動いてしまう。分かっているのに出来ない。

息子が私の経験したような状態かどうかは分からないが、やろうとしてるのに出来ない事もあるのは理解できるので、息子が鏡文字を書いても最後まで見守り、書き終わってから正しい字を教えていた。

ただ淡々と正しい形の平仮名を書いて、書き順も説明したのだが、やはり間違っている事を指摘しているのに変わりはなく、息子の顔がどんどん曇っていった。

息子は書いた字を消して、正しく書き直そうと何度も繰り返しやってるのだが、どうしても「か」の字が反転してしまう。

次第に不機嫌になり、10回程書き直したあたりで机を離れ、部屋の隅に座って机を真っ赤な目で睨み続ける地縛霊のようになってしまった…。

どういうわけだか、息子は真島先生が好きだ。

体験で川越まで行った時と、先週のオンライン授業でしか、真島先生にはお会いしていない。

オンラインで受けた授業は熱を出して布団から聞いていたが、どこまで覚えているか分からない。

だが、ふとした時に「真島先生に会える?」とか「塾のお勉強、楽しかった」と言う。

何が心の琴線に触れたのか分からないが、そんな息子なので、私の言葉が通じないのなら、真島先生のお力を拝借するしかない。

ここで私は体験授業で聞いた「泣いた分、格好良くなる」という言葉を思い出していた。(間違っていたらごめんなさい…!)

あからさまに不穏なオーラを出し続ける地縛霊のような息子に、先ずは「悔しいんだよね?」と前提の確認を取った。

「文字が正しく書けなくて悔しいんだよね?」ともう一度言うと、コクっと一回頷いてくれた。

何とか対話はできそうな状態なのが分かったので「息子君はどうなりたい?文字を書けるようになりたい?」と聞くと、泣きながら頷いてくれたので、ここぞとばかりに真島先生の「泣いた分、格好良くなる」をアレンジして繰り出した。

「泣くほど悔しいのは分かった。真島先生も『泣いた分、もっと格好良くなれる』って言ってたよ。それはね、泣いて悔しがる子程、頑張って練習するからだよ。コツコツ練習すれば出来るようになる。息子君はどうなりたい?」と伝えた。

すると、息子は無言で立ち上がって机に戻ってきてくれた。

除霊が成功した説得が成功した瞬間である。

机まで戻ってきた息子は「もう一度『か』をやる」と言い出して、文字を書き直していたが、鏡文字が直ることはなく、5回程書き直したところで疲れ果てて寝てしまった。

…というわけで、毎日の音読はできていないが、昨日の息子はやるべき事をやり切っていた。

正直…

今のレベル感では、小1のスタートラインにすら立てていないのかも知れない。だが、夫と昨日の話を共有した時に「やはり、入れるべきだ」と意見は一致した。

最初は低空飛行でも、やる事をやっていれば、息子は出来るようになると信じている、と夫が言っていたが、折れた時のフォローはほぼ毎日私なので、夫に除霊料を払って欲しいと切に思った。