今日は幼稚園の懇談会からのランチ会。
久々に外食するもんで、ウッキウキしながらパフェ頼んだら胸焼けしましてね…。
おのれの無謀さによろめきながら自転車漕いで帰宅。
帰宅後間髪入れず子供達が帰ってきたので、息子に「宿題する?おやつ食べる?それとも動画…?」と訊くと「息子君、動画見たいな…いい?」ってもじもじしながら答えてくれたので「いいとも〜!」ってんで動画を許可。
いいのかよ、動画
息子にはSIMカードを抜いた親のお古のスマホを持たせており、ペアレントコントロールで使用できる時間帯とアプリを使える時間を制限している。
ちなみに娘にも同じようなスマホを持たせている。
息子はYoutubeのショート動画を眺めているのが好きなのだが、親的にイマイチなコンテンツも多く(真似されると困る系)、目に余るものを観ている時には苦言を呈する事もあったのだが、その指摘が息子にとっては「動画を見ないで欲しい」と同意義だったらしく、最近は動画を観る事に少し引け目を感じている様子だったのだ。
本当は「朝から動画が見たい!」と思っている息子。
もちろん朝から動画は見せない。だいたい私が寝坊して朝食が遅れるからそんな余裕はない。
15分くらいでチャチャっと準備した適当飯を食わせて、歯磨き、着替えなどを済ませるともう幼稚園バスがお迎えに来る時間になる。
N○Kの朝ドラのオープニングと共に家を出ると帰宅時間まで家には戻れない。
そこをグッと堪えて、親にも引け目を感じつつも、やはり見たいものは見たい!と行った自己主張が「息子君、動画見たいな…いい?」だったのだ。
う〜ん、いじらしい(う〜ん、マンダム…のリズムで)。
バカ親か
息子は私にバリバリ怒られながら育った。
今でも私のことを半分鬼だと信じ、おもちゃの刀を片手に背後から「首を切ったら○ぬの?」と聞いてくる。
どんだけ怒ったんだよと思われるだろうが、我の強くなる1歳半頃に帝王切開で娘を産んだ事もあり、命に関わるような急な飛び出しや、長時間の帰宅拒否にはガンギレ説教。
仕事で目を離した隙に、床一面にプロペトを塗りたくってオモチャや絵本をばら撒いていた時は、息子が大事にしていたトミカのコレクションを捨てたふりして隠してしまった。
今になって振り返れば別のやりようがあったと分かるのだが、当時は丁度コロナ禍スタート、自営業で保育園だったので産休なしで仕事復帰、ホルモンバランスは更年期状態の三冠達成で毎日がお祭り状態だったので全然周りが見えておらず…。
そんなこんなで、娘が生まれてからは息子とのコミュニケーションの6割は怒りだった。
正気にかえった…?
そんな私だが、いろんな物事が落ち着くにつれて「怒りすぎじゃね?」と、冷静に自分の事を見られるようになったのと同時に、息子の口癖が気になるようになった。
息子君、悪い子?
失敗するからできないよ!
ちゃんとできてない!!
思い返せば、全部、息子に怒っている時に使っていた言葉だったような気がする。
息子君、悪い子!!
そのままだと失敗するからやめて!(余計な事をしないで欲しい!)
ちゃんとできてないでしょうが!!
他にもあるが、特にこの3つはよく叫んでいたと思う。
息子は変に完璧主義(失敗嫌悪)なところがあったり、新しい物事に尻込みしたりする事が多かったりするのだが、こうやって育てていたら、そりゃぁそうなるわなと…。
気がついたのなら、このままではいられない
マズイと思ったのが去年。それから、息子に対してはまず話を聞くようにした。
なんでそんな事をやったのか、どうしてそれをやりたくなったのか、やってみて楽しかったのか、嫌だったのか、とにかく何でも聞いた。
その後で、好ましくない行為については、どこまで伝わるかわからないが、やってはいけない理由をなるべく易しく説明した。
好ましい行為や特に問題のないものについては、息子の感情が発露するままに任せた。
そうしているうちに、息子は息子なりの言葉で色々と説明をしてくれるようになったのだが、私に対して萎縮する部分はいまだに根深く残っている。
なので
めっちゃ怖い私に向かって、葛藤しながらも自己主張できたのはエラかった。
もしかしたら怒られるかもしれない、と思いつつ、正直に自分の気持ちを伝えてくれたことが嬉しかった。
ちっさすぎるハードルかもしれないが、私を乗り越えようとしてくれた事に対するご褒美として動画閲覧を許可したのであって、子供のわがままをただ飲み込んだわけではない…と思いたい。
些細な事だとは分かっているが、今日の日を忘れないように書き残しておく。